「佐倉の野鳥」は、千葉県佐倉市・印旛沼周辺で見られる野鳥を紹介する個人サイトです。四季折 々に姿を変える佐倉の自然と、そこに生きる野鳥たちの魅力を写真でお伝えしています。
SDGs陸の豊かさも守ろう
野鳥観察とSDGs
― “陸の豊かさ”を感じる身近な第一歩 ―
SDGs(持続可能な開発目標)は、世界の国々が共通して取り組む17の目標からなるプロジェクトです。
その中のひとつに掲げられているのが「陸の豊かさも守ろう」。
これは、森林や生態系を守り、動植物が共に生きられる環境を未来に残していこうという目標です。
佐倉市のように、都心からさほど遠くない場所でも、少し足をのばせば印旛沼や田畑、里山が広がり、季節ごとに多くの野鳥を見ることができます。
スズメ、メジロ、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、ヤマガラ…。
彼らがそこに暮らしているということは、その地域に森があり、水があり、昆虫や草花があり――つまり生きものたちの「つながり」がきちんと保たれているという証です。
野鳥観察は、誰でも手軽に始められる“自然との対話”です。
双眼鏡やカメラを持って近くの公園を歩くだけで、四季の変化を肌で感じることができます。
鳥たちの姿を追ううちに、自然と自分の呼吸もゆっくりになり、心が落ち着いていく。
観察は環境にほとんど負荷をかけず、年齢や体力に関係なく楽しめる持続可能な活動でもあります。
また、野鳥観察を通じて地域の自然に目を向けることで、「この環境をどう守っていけばいいのだろう?」という小さな問いが生まれます。
それが、SDGsの目標「陸の豊かさも守ろう」を自分ごととして考える第一歩になるのです。
たとえば、公園の草刈りの時期や水辺の整備、外来種の問題など、身近な場所にも環境に関わるテーマはたくさんあります。
野鳥を見守る視点を持つだけで、普段の生活の中にも「自然を大切にする選択」が少しずつ増えていきます。
佐倉市のような身近な自然を歩きながら、鳥たちのさえずりに耳を傾けてみてください。
その小さな時間が、地球全体の未来へとつながっていく――
野鳥観察は、そんなSDGsへのやさしい入り口なのかもしれません。
(Web管理人)

